問題を読み飛ばしてまた間違い…子供への効果的なアプローチ

こんにちは!今日は定期テストのたびに聞くこのセリフ…

「せっかく解き方はわかっているのに、問題をちゃんと読まずに間違えてしまう…」

テストで『問題を最後まで読めば解けたのに!』と悔しがることが多い…」

このようなお悩みを持つ親御さんや生徒さんは意外と多いのではないでしょうか?

実際、私が指導している生徒の中にも、問題文をしっかり読まずに間違えてしまう子が少なくありません。

そこで今回は、問題を読み飛ばしてしまう子供への具体的なアプローチ方法を解説します!

読み飛ばしによるミスを防ぎ、正確に問題を解けるようになるヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目次

なぜ問題を読み飛ばしてしまうのか?原因を探ろう!

まずは、なぜ子供が問題を読み飛ばしてしまうのかを理解することが重要です。

まずは考えられる大きな4つ原因についてお伝えします。

 焦りや時間意識のズレ

• 「テストは時間との勝負!」と思い込み、早く解こうとする。

• 途中で読むのを省略し、答えを急いでしまう。

•部分的に読めば答えが出せると思っている。

→特に数学や理科の前提条件も読み飛ばしてしまう生徒さんがいます。問題文に答えはあったのに、間違えてしまうパターンです。

 文章を読む力が不足している

• 長い問題文を読むのが苦手で、途中で飛ばしてしまう。

• 重要なポイントを見落としやすい。

→文字の上を目がなぞっているだけで、意味は理解していません。

 集中力が続かない

• 問題が続くと飽きてしまい、適当に読んでしまう。

• 周囲の刺激に気を取られ、問題に集中できない。

→読んでいるうちに何の話をしていたのかわからなくなり、何度も読み返してしまい時間がなくなってしまう生徒さんに多いパターンです。

 思い込みや先入観

• 似た問題を解いたことがあると、「こういう問題だろう」と勝手に決めつけて解いてしまう。

• キーワードだけ見て、正しく読んだつもりになっている。

→わかったつもりになっているため、この手間違いを繰り返してしまうと、自信を喪失し、やる気も低下します。

まずは、お子さんがどのタイプに当てはまるのかを見極めることが大切です。

そのためには、どのように問題文を読んでこの答えを出したのか、

明確に分析する必要があります。

「この答えはどこからやってきたの?」とお子さんに聞いて

一緒に紐解いていきましょう。

読み飛ばしを防ぐための具体的なアプローチ

 問題文の重要ポイントに丸をつける

目的:問題文の重要な部分を意識させる

• 「何を求めているか」「条件は何か」を確認する習慣をつけましょう。

• 算数なら「単位」、国語なら「登場人物」や「場面の変化」にアンダーラインを引かせます。

⚪︎ 具体的な問題の例

「次の文章を読んで、正しくないものを選びなさい。」

→ 「正しくない」に〇をつける。(「正しいもの」を選ばせる問題と間違えるのを防ぐ)

 「指さし読み」または「なぞり読み」をする

目的:文字をしっかり追わせることで、飛ばし読みを防ぐ

• 指や鉛筆でなぞりながら読むことで、集中力を高めます。

• 鉛筆を引きながら読むことで、読み飛ばしているところがわかるので、線が引かれていない場所にその答えを導き出すためのキーワードはなかったか確認させます。

 読んだ内容を声に出して説明させる

目的:問題文の理解度をチェックし、思い込みを減らす「この問題では、何を聞かれているの?」と質問し、お子さんに説明してもらいます。

→ 問題文の繰り返しではなく、自分の言葉で説明できなければ、ちゃんと読めていない証拠!

教師「この問題は何を求める問題?」

生徒「えっと…AさんとBさんの速さ?道のり?を出せばいいんだよね?」

→ 読み飛ばしのある子は、細かい条件を忘れていることが多いです。ここでしっかり明確化しましょう。

 「スピードより正確さ」を意識させる

目的:速く解くことを優先しすぎるくせをなおす

• 「速く解くことより、1回で正解することが大切」と伝える。

• 「ゆっくり解いて100点 vs 速く解いて60点、どっちがいい?」と考えさせる。

・答えを出す前にもう一度読んで確認する時間を必ず作る。

→計算ミスやケアレスミスにも気づき、修正する力が育ちます。

 「間違いノート」を作る

目的:同じミスを繰り返さない

• 読み飛ばしによるミスを「どう間違えたのか」「どうすれば防げるか」書き出させる。

• 「問題をちゃんと読まなかった」「条件を見落とした」などのチェックリストを作成。

・解き直しをすることで、読み飛ばしの間違いに対する意識が高まり、さらに次回の間違いを防ぐことができる。

→間違いの原因が読み飛ばしによるものだと強く認識することで、しっかりと問題を読む意識づけができるようになります。

 似た問題を「ちょっとずつ変えて」出題する

 目的:問題文を最後まで読む重要性を学ばせる

• 似た問題を少しずつ変えて、条件の違いを意識させる。

実践例

「定員50名のバスに60人乗っています。割合はなんですか。」

「定員50名のバスに120%の乗客が乗っています。バスには何人乗っていますか。」

→ こうした類題で、問題文の細かい違いに気づき、求められているものは何かを読み取る力を養います。

 テスト前に「見直しチェックリスト」を作る

目的:本番で読み飛ばしを防ぐ

• 重要なポイントを確認するチェックリストを作り、「テスト中に見直しする」習慣をつける。

 実例

・単位を確認したか?

・答える内容を間違えていないか?

・問題文の条件を見落としていないか?

まとめ|正確に読む習慣をつけることが大切!

問題を読み飛ばしてしまうお子さんは、根気強くヒントを出しながら一緒に問題を読み、読み取ることの支援を行うことが大切です。

上記で挙げた様々な原因で読み飛ばしが無意識に起こっている場合が多く、意識的に修正するのは大人の助けが有効であることが多いです、

また、正しく問題を読む力がつけば、学習効果がぐんと向上します。

「問題をちゃんと読める子になった!」と実感できるまで、根気よく一緒に取り組んでいきましょう!

🌼家庭教師Lupinust では対話を中心とした授業で、問題文を読み飛ばすというミスにも最適な指導法で解決することができます。

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