皆さんこんにちは。鹿児島市で個人のオンライン家庭教師をしている宮下です。
今日は”失敗しないこと”のリスクです。
失敗することのリスクではありませんよ。
失敗を避けてばかりいると、実は後々とんでもないしっぺ返しがきます。
そうならないためにどうしたらいいか考えてみましょう。
失敗は成功のもと。・・・そう言われるには理由がある
「失敗は成功のもと」という言葉は、失敗を経験することで得られる学びや教訓が、成功に繋がる可能性を持っているということを表現しています。
失敗は、自分が思い描いていた結果を得られなかったことを指しますが、その失敗から何が原因でうまくいかなかったのかを分析し、次回同じような失敗を回避するための教訓を得ることができます。
これらの教訓は、成功するために必要な知識やスキルを獲得するための貴重な手段となります。失敗から学んだことを活かすことで、同じ問題に再び直面した場合には適切な対応ができ、成功に繋がることがあります。
また、失敗から学ぶことは、自分自身を成長させる機会でもあります。失敗を経験することで、自分自身についてより深く理解し、自己成長を促すことができます。
つまり、「失敗は成功のもと」という言葉は、失敗を否定せずに受け止め、そこから得られる教訓を活かすことで、成功に繋がる可能性があるということを表現していると言えます。
失敗を避け続けるリスクはどんなことがある?
失敗しないことのリスクは、以下のようなものがあります。
- 成長の機会を逃す
『今回はこれが良くなかったから次はこうしよう』とか『こうしたのが良くなかった』など、失敗した経験から得られた教訓は、次回同じ失敗を繰り返さないための貴重な知識として子どもの心には蓄積されていきます。しかし、失敗しないことで、このような学びの機会を逃すことになります。 - 自信の欠如: 失敗を経験することは、『こうしたら失敗するとわかったから次は違う方法でやってみよう』など、次回同じことに取り組むための自信をつけることができます。しかし、失敗を経験せずに成功を収める場合、自信を持って取り組めることができず、将来的に失敗する可能性が高くなります。
- 慢心: 失敗を経験することは、謙虚さを学ぶ機会でもあります。しかし、挫折しないことで、自分に過度の自信を持ってしまい、慢心してしまう可能性があります。特に『そんなに頑張らなかったけどうまくいった』という経験は最も危ない成功体験です。『自分は頑張らなくてもまあまあできる』と勘違いし、どんどん手を抜くようになり、成長がストップします。このような態度は、将来的に大きな失敗を招くことが多くあります。
- 新しいアイデアの欠如: 失敗を経験することで、新しいアイデアや方法を模索することができます。しかし、失敗しないことで、今のままを維持することが一番大切だ、と考えてしまい、新しいアイデアや方法を模索しなくなる可能性があります。
- リスク回避: 失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦することを避けることがあります。しかし、新しいことに挑戦しないことは、成長の機会を逃し、将来的にリスクを回避するためのスキルを身につけることができなくなる可能性があることに加えて、新しい時代のスピードにもついていけなくなる可能性さえも持っています。
失敗はたくさんしてもいい
ここまでお読みいただければ、失敗を避け続けることのリスクはお分かりいただけたかと思います。
だからと言って、一か八かやってみよう、当たって砕けろ!という気持ちでいつもテストを受けてみよう。
という話ではなくて、失敗しないために色々と考えてやってみた結果、失敗しても、
その後に自分で、次失敗しないためにどうしたらいいかを考えて、その通りやってみて
成功した時に初めて、失敗は成功の元と言えるわけなのです。
そこまでメンタルを保ち続けるには、よほど自分の意志が強いかもしくは周りの協力あってのことですよね。
なので、定期テストや小テストなど、挑戦の場面が学生の時には多くあります。
私たち講師はもちろん、生徒を応援する側の人々は
間違いや失敗を一度受け止めて、その上で新しい道や方法、やり方はあっていたが、時間や問題数が足りなかったなど、アドバイスや次にどうするかということを生徒に考えてもらうヒントをたくさん散りばめてあげたいと思います。
小手先の成功なら誰だってすぐに手に入れることができます。
でも自分が欲しいのがそれではないと思うなら、前向きに次の対策をもう始めなければなりません。
失敗は失敗で終わらせるのではなく、次につなげるためにある。
その気持ちを持って日々過ごしていきましょう。