ミャンマーで今何が起こっているのかわかりやすく解説

みなさんこんにちは。鹿児島市で個人の家庭教師をしている宮下です。
本日は勉強から離れて今世界で起こっていることのお話をしようと思います。

日々テレビで報道されている、ミャンマーのクーデター。
何が起こっているのかざっくりと説明します。

目次

①ミャンマーってどんな国

ミャンマーはもともとビルマという国で
イギリスの支配下にありましたが、アウンサン氏という人物の尽力により、戦後の植民地処理によって独立しました。

しかし、様々な民族がいる国だったため、
紛争が多く起こるようになります。
そして、その紛争を鎮圧していた軍が力を持つようになります。

そこから、軍政の社会主義国家が続くのですが、近隣の東南アジアに比べて
経済発展が乏しく、最貧国と言われるようになりました。

②軍政から民主化へ

その結果、民衆の不満が高まり、
徐々に民主化を求める声が高まりました。
その象徴的な人物としてアウンサン氏の娘、スーチー氏が英雄の娘として、挙げられました。

民衆の民主化運動により、軍政権を退けましたが、
軍によるクーデターが行われ、スーチー氏は
自宅に軟禁されました。

その中で、世界中にスーチー氏の民主活動が知れ渡り、軍には批判が集まり、国際制裁なども行われ、その圧力に押され、軍は彼女を解放し、民主化に向けて動き出しました。

③今回の軟禁事件のきっかけ

そのあとの総選挙でもスーチー氏が圧勝、その度に軍がクーデターを起こし、彼女は軟禁されて・・・を繰り返しました。

その後、新しい憲法制定や民主制スタート、
2015年にはスーチー氏率いる国民民主連盟が総選挙で圧勝し、民主化へと進展していく兆しが見えてきていました。

しかし、今回のクーデターは起こりました。
それは、2020年にあった総選挙で、スーチー氏率いる国民民主連盟が圧勝し、軍が政治を掌握できなかったことにあると考えられています。

三本の指を立てることは抵抗を表し、民主主義を返してという意味が込められています。

今回、軍政は
総選挙に不正があった
とのことでクーデターを起こしていますが、
実際の理由はわかっていません。

今も罪なきこどもたちをはじめとする人々の命が奪われる中、
この事実を知り、どうするべきか考えるきっかけになれば、と思い投稿します。

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