毎日勉強なんてできない!をなくす勉強を習慣化する方法

・「勉強しなきゃ!」とは思ってるのに今日も何もせず終わってしまった・・・

・勉強始めたけど結局三日で終わってしまった・・・

・子どもが全然勉強しなくて注意してもけんかになってしまう・・・

なんて人はいませんか?その失敗の原因は何か。それは、勉強が習慣として身についていないことにあります。

目次

①習慣化するとはつまりどういうことか

朝起きて朝ごはんを食べる、歯磨きをする、顔を洗う・・・すでに習慣化していることってありますよね?最近では朝の習慣を「モーニングルーティン」として紹介する人も増えてきました。そもそも習慣化することはどういう段階を踏んでいるのでしょうか?習慣化の始まりは短期記憶から始まります。それは「今日はこれをやらないといけない」というようにたった1日だけ、やるべきことを記憶することから始まります。それを繰り返し、繰り返し意識的に毎日続け、意識しなくてもできるようになった時に長期記憶となり、習慣化するのです。子供の頃「ご飯食べたら歯磨きしなさい」「歯磨きしたら顔を洗いなさい」など、毎日毎日言われてやがては、言われなくても、意識しなくても続けられるようになりませんでしたか?それと同じで意識的に毎日続けることでやがては無意識にできるようになるというのが習慣化の仕組みです。一般的に新しい動作を習慣化するには意識的に3ヶ月ほど続ける必要があるという話がありますが、私は大体2週間程度意識すれば何かが変わってくると思います。

②環境を整えよう

習慣付けをするには環境を変えましょう。具体的に何を変えるのかというと、勉強するスペースと休憩するスペースを完全に分けるというところから始めるといいと思います。なぜ分ける必要があるかというと、脳は場所によってやるべきことを記憶しているらしいのです。例えば、ここは歯磨きをする場所、ここは寝る場所、といったように場所と行動をセットで記憶するそうです。それなのに、勉強する場所と休憩する場所を同じにしてしまうとどうでしょう?脳が混乱してしまいますよね。そして人間は楽な方へ流れてしまう修正があるので、習慣化失敗!となるわけです。たまに「環境なんて関係ない!やる気だ!」などという人もいますがそんなことはありません。私は個人としては90%くらいは環境に左右されると思っています。環境を整える上で一番頑張って欲しいのは、やるべきタスクとは関係のないものに視線が行かないよう工夫してみて欲しいです。例えば、スマホ、パソコン、タブレットは勉強で使うのであればもちろん必要ですが、SNSや他のことをするときはしっかりと場所を分けて、習慣化したいことをしているときは目につかないよう、スクリーンタイマーのような機能を駆使して見ることをお勧めします。

③小さな目標から始めよう

新しいことを習慣化するためには、まず小さなことから始めることがポイントです。「習慣化するぞ!」と意気込んで、新しいことを始めても1日の負担が大きすぎるとなかなか続きにくいです。ならばどうするか。1日の目標を絶対に達成可能なものにして続けていくということが大切です。例えば、「英語が話せるようになる!」という目標では、何をしたらいいのかいまいちはっきりしませんよね。そして,よく分からないことを続けることは人間には難しいと言われています。しかし、「英単語を10個覚える」「洋画の一場面を英語字幕で見る」というものだったらどうでしょう。1日1日はっきりとやることが分かるだけでなく、ハードルを低く設定しているので続けることも容易ですよね。継続しているうちにスキルが上がれば、1日の作業量も上がってくるという仕組みです。

④記録して「見える化」してみよう

これは、お子さんの学習にとても有効なのですが、1日の学習時間や習慣化したい行動ができたら記録して、視覚化、見える化することが継続する上では有効です。どうして有効かというと、見える化することで、「もっと伸ばしたい」「ここでやめるのもったいない」という心理が働くそうです。これは学習や習慣化だけでなく、ダイエットにも応用されている手法で、レコーディングダイエットと呼ばれていたりします。私もこのダイエット方法で8キロ痩せました。ということでお子さんにはとても有効と書きましたが、大人にももちろん応用可能です。(ソースは私です)

⑤すでに習慣化しているものとセットにすると効果アップ

何かを習慣化する際に有効な方法として、すでに習慣化している行動とセットにするとより継続しやすいという研究結果があるそうです。具体的にどういうことかというと、例えば、歯磨きをする、お風呂に入る、朝ごはんを食べるなどすでに習慣化された行動の前や後にくっつけてあげるというようなことをすると、継続しやすくなるということです。私の生徒さんは、週に一回の宿題を提出することができず、色々と試行錯誤した結果、勉強や宿題をして私にラインで提出するというのを夜ご飯の後にセットにすることで、できるようになりました。

⑥まとめ

習慣化についていろいろな方法をご紹介しました!習慣化を意識的にしたいのであれば、1日のうち、脳が最も効率的に働く、起床後3時間以内にやることもお勧めです。どれも継続には有効な方法だと言われているものです。しかし、ここにあげたすべてを並行する必要はありません。一つ一つ試してやってみて、自分に一番合うやり方を見つけ出してみてください。それが自分だけのベストな習慣化の方法になってくると思います。

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