暗記を後回しにしないコツ。コツコツの積み重ねが未来を変える

こんにちは!みなさん新学期を迎えていかがお過ごしでしょうか。
今日は暗記について。

勉強をしていると、どうしても後回しにしてしまいがちなもの…それが「暗記」ですよね。
「あとでやろう」「時間があるときにまとめてやればいいか」と思っているうちに、テスト直前に焦って詰め込む…そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?

でも、暗記こそ“毎日のちょっとした積み重ね”が一番効く学習法なんです。
今回は、暗記を後回しにしないためのちょっとしたコツを、プロ家庭教師の視点からお伝えします。


目次

1. 暗記は「自習の最初と最後」に取り入れるのが効果的

「暗記はあとでまとめてやるもの」
そんなふうに思っている方も多いかもしれませんが、実は勉強の最初と最後に少しずつ取り入れるのが一番効率的なんです。

勉強の最初は頭がスッキリしていて集中しやすく、記憶に残りやすいタイミング。
まずここで覚えたいことに集中して取り組みます。

そして、勉強の最後にもう一度「自分の頭だけを使って」振り返ることで、記憶はさらに強く定着します。
つまり、「インプット」→「ほかの勉強」→「アウトプット(思い出す)」の流れをつくるのがポイントです。

たとえば、

  • 最初に英単語を20個覚える → 最後に何個覚えているか書き出してチェック
  • 理科の語句を暗記 → 勉強の最後にノートを閉じてクイズ形式で思い出す

思い出す力”を使うことで、脳にとっては「これは重要な情報だ」と判断され、記憶に残りやすくなるんです。

また、お子さんが小さい場合は、保護者の声かけによって「思い出す習慣」をつけてあげることもとても効果的です。
たとえば、「今日覚えたこと、3つ教えてくれる?」と夕食時やお風呂の中で聞いてあげるだけでも、アウトプットの良いきっかけになります。
「見た」「聞いた」だけではなく、「話す」「説明する」ことが、記憶の定着には欠かせません。

さらに、漢字や英単語の練習では、ただ1文字ずつ見ながら書くのではなく、「覚えてから書く」ことを習慣づけるのがポイントです。
見ながら何度も書いていても、「見ないと書けない」状態のままでは意味がありません。
1度見て覚えてから、ノートや白紙に書いてみて、「書けた!」という成功体験を重ねていきましょう。


2. アプリなどのツールを使うのも良い方法

暗記が苦手な子ほど、「覚えるのがつまらない」「ただ読むだけで眠くなる」と感じてしまいがち。
そんなときには、楽しく・気軽に続けられるツールの力を借りるのも良い方法です。

今はスマホやタブレットで使える便利なアプリがたくさんあります。

  • 英単語:『mikan』4択の選択問題で無料で使えます。
    https://mikan.com
  • 歴史:『歴史にドキリ』映像で歴史の流れを見られるので、文で読むよりも頭に入りますhttps://www.nhk.or.jp/school/syakai/dokiri/
  • オーダーメイドの単語帳:『Quizlet』 デジタル単語帳です。自分で単語帳を作り、ゲーム感覚で続けられます。
    https://quizlet.com

こういったアプリの大きな利点は、暗記すべき同じ項目について、さまざまな問題形式やゲーム感覚で覚えられるという点です。
たとえば、選択肢クイズ、タイムアタック形式、カードめくりなど、飽きずに挑戦できる工夫がたくさん詰まっています。

また、スマホさえあれば、

  • 通学の電車の中で英単語チェック
  • 夕食前に歴史用語の確認クイズ
  • 寝る前に数分だけリピート練習

といったように、ちょっとしたスキマ時間を“暗記タイム”に変えられるのも魅力です。
「紙の暗記が苦手…」という子にこそ、こうしたアプリは心強い味方になります。


3. 暗記は「日々の積み重ね」がすべて

暗記というと、「時間をかけて、じっくりやるもの」というイメージがあるかもしれません。
でも実は、長時間一気に覚えるよりも、短時間でも“何度も繰り返し触れる”方が、記憶には残りやすいんです。

たとえば、100個の言葉を週に1回1時間かけて覚えるよりも、毎日10分以内で7日間触れた方が、定着率はぐんと高くなります。

これは、暗記をするときには「1日の深さ」よりも「その項目に触れた回数」の方が大切だということが、科学的にも証明されています。

「1回で完璧に覚えよう!」と気合を入れるより、
「何度も見るうちに自然と覚える」を目指すほうが、気持ちもラクで、効果もバツグンです。

忘れることを怖がらずに、“繰り返し触れる”ことを意識してコツコツ続けることが、暗記の最大のコツなのです。


まとめ:毎日の小さな一歩が、大きな安心に

暗記を後回しにしないために大切なのは、特別な才能や根性ではありません。

  • 最初と最後に短時間の暗記タイムを取り入れて、思い出す力を育てる
  • アプリや道具の力を借りて、楽しく飽きずに続ける
  • 一気に覚えるよりも、毎日コツコツ繰り返すことを大切にする
  • 保護者の声かけや、見ないで書く練習も習慣にする

この4つを意識するだけで、暗記が「苦手」から「ちょっと得意」へ変わっていきます。

新しい学年、次のテスト、その先の目標。
どんな道を進むにも、コツコツと積み重ねた知識は、子どもたちの自信になってくれます。

毎日の少しの努力が、未来を変える力になります。
ぜひ、今日から「暗記は最初と最後に、繰り返し」を試してみてくださいね。

という内容も、日々の指導の中で生徒たちに伝えながら、勉強が“自分のもの”になるサポートを続けています。


Lupinustでは生徒さん自身が頭を使って思い出せる、
暗記した内容をさらに定着させる授業をご提供しています。
他の教室にはない、楽しみながら、夢中になれる勉強を理念としています。

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