みなさん、こんにちは!
鹿児島市在住の個人でオンライン家庭教師をしている宮下です。
新学期が始まり早くも二週間が経とうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。
中学3年生は受験の年!と言われますが、みなさん心の準備はできていますか?
『まだ志望校も決まらないし、ピンとこないな〜』
と言う人にこそ読んでほしい!
春のうちに立てたい、中学3年生の受験勉強年間計画の例と
その立て方を紹介します!
中2〜中3の春休み
2年生が終了した段階で、
・苦手科目
・得意科目
の仕分けを済ませておきましょう。
目安としては、基本問題を何も見ずに解けるかどうか。
もしくは学年末テストを利用したり、県ごとに実施される模試などを受けて、
自分のできるところとできないところを把握しておきましょう。
苦手科目がわかったら、
・苦手単元の洗い出し
・基礎固めと暗記
を行いましょう。
例えば苦手な科目が数学でも、『計算はできるけど、図形が・・・』とか『数学全般を得意だけどデータの活用の国を忘れているな・・・』など、単元ごとに苦手があるはずなので、ここまで細かく仕分けしていきましょう。
※この時にも模試は大いに役に立ちます!模試でできなかった問題はもちろん、できなかった単元ごと復習しましょう。
苦手単元の洗い出しが終われば、あとは基本問題を理解できるまで繰り返し問題を解きます。
春休みは短いので、一日〜二日ほどで一単元終わらせるようなスピード感で解くようにしましょう。
中3 一学期
夏休み前の一学期は
・教科書やワークを中心に学習内容を先取り学習していきましょう。
授業→復習だと、わからないところが出てきても、次の授業で次の内容に進んでしまうので、
わからないところがどこだったのかを忘れてしまい、結局『わからないところがどこなのかわからない』
と言う状況を作ってしまいがちです。そのため、3年生は基本的に先取り学習を進めています。
そうすることにより、予習の段階で出てきた疑問解決を授業内でできるので、疑問を残さずに進められると言う利点があります。さらに、授業中に、
・知らない語句が出てきて思考停止する
・暗記しないとできない問題が覚えられずできない
というような問題も事前に準備さえしておけば解決できるため、授業により集中することができます。
また、4教科の提出物や授業内での意欲的な姿勢も見られます。
これは3年生の内申点が高校の入試にかかわってくる都道府県が多いためです。
しっかりと気を抜かずに、体育、技術家庭科、美術、音楽などの技術的なものに自信がなくても、意欲的に学ぼう!と言う姿勢で授業を受けるようにしましょう。
また、このくらいの時から、中学校で学習する英単語や漢字を1日10個からでもいいので、暗記を始めましょう。
中3 夏休み
1、2年生の基本を復習する絶好のチャンスと言っても過言ではありません。
夏を制するものは受験を制します。1、2年生の総復習を始めましょう!
自分ではできると思っていても、できないこと、結構あります。
8月のお盆前までに1〜2年生の苦手な基本問題を克服して、それ以降は1〜2年生の内容の実践問題などに取り組むようにしましょう。
多くの都道府県では、夏休みに模試が開催されます。
こちらも積極的に受験し、自分の今の実力を確認するだけでなく、入試当日さながらの緊張感を持って受験することで、緊張した環境でテストを受ける、実力を発揮する練習を重ねましょう。
もちろん模試の問題はやり直しをして100点が取れる、自分の回答の説明ができるまで学習→演習を繰り返しましょう。
また、二学期が始まる5日前くらいからは、二学期の予習を始めます。
一学期同様、先取り学習を意識して、3年生の内容は授業内で解決できるように集中して学習を進めましょう。
中3 二学期
二学期の学習内容は入試にも多く出題されます。
一学期同様、先取り学習を意識して3年生範囲を大体、12月初旬までには終わらせることを目標にしましょう。
そうすることで、冬にある模試を全て受けることができたり、12月〜冬休み中には過去問に着手することができます。
そのためには、日々の予習の疑問はなるべくを授業までに解決すること。
疑問を持ち越さないこと、などが必要になります。
学校行事も忙しくなる二学期ですが、5教科、4教科ともに意欲的に
内申点のことを意識して過ごすようにしましょう。
中3 冬休み
いよいよ入試目前!
応用問題を中心とした
・志望校の過去問
・実践問題
・予想問題
などを利用して実際に出てくる問題への対応力を高めます。また、春から継続して受けてきた模試の過去問のやり直しも非常に有効です。
そのため、ここまでに基礎基本の問題や暗記ものはもちろん、定期テストレベルの少し難しい応用問題もできておく必要があります。
この冬休みでできていないところがないよう、最終の確認も合わせて行うことと万が一そう言った箇所が見つかれば、参考書、教科書を使って、必ず克服するようにしましょう。
また冬休みは、1〜3年生の復習をするラストチャンスになります。
中3 三学期
一月中旬あたりから私立高校の入試が始まります。
入試直前までに自分なりのまとめノートを作っておきましょう。
私は、当日参考書を忘れてあたふたすることがないよう、一冊のノートに教科ごとに付箋をつけて用意していました。
また、冬休みに行った、過去問、実践問題、予想問題、模試の過去問などを繰り返し解き、100点が取れるまで繰り返しましょう。入試一ヶ月前からは新しい問題集に着手するのではなく、今までに解いたことのある問題の精度を高めることで確実な知識を身につけることと自信を持って受験に挑むことが可能です。
しかし、取り組む問題数が少なければそれだけ、学習の機会を逃します。
そのため、この三学期までに多くの問題に取り組み、間違いをその都度正すことが大切です。
入試直前
自分なりのまとめノートを見ながら、よく間違える問題を中心に最終確認!
暗記物など、当日緊張しすぎて忘れてしまうこともあります。
それを事前に防ぐことは不可能なので、ある程度は仕方がありませんが、
それでも、公式や解き方を忘れそうなものは手順をまとめて置いたり、英作文などでは、使えるフレーズなどの応用を繰り返し練習するようにしましょう。
また、当日の
・持ち物
・禁止事項
・場所
・時間
を確認して、頭の中で当日のスケジュールを趣味レーションしておくようにしましょう。
まとめ
中2〜中3 春休み→1〜2年生の苦手の洗い出し、基礎固め、模試
中3 一学期→先取り学習、授業内で解決
夏休み→1〜2年生の総復習、模試、2学期の予習
二学期→先取り学習で3年生の内容完了
冬休み→志望校の過去問・予想問題・実践問題・模試の訂正に多く挑戦。
基礎の復習のラストチャンス!
三学期→学習内容をまとめておく、実践問題などの精度を高める
入試直前→新しい問題集はやらない、よく間違える問題を中心に演習、当日のシュミレーション
と言った流れが年間の計画の流れです。
よく復習の方が大切なのでは?と聞かれるのですが、
復習をしなければ3年生の内容が解けない教科は数学・英語です。
この二教科は先取り学習でも、該当単元の復習をしながら行うというイメージです。
しかし中学生一人では、今わからない単元は前の学年で習ったどの単元とリンクするのかというところまで、
考えが及ばず、よくわからないまま、なぜか近本練習では正解して、入試直前まで、”できる”と思っていたところが蓋を開けてみると”できない”ことが判明するパターンが多いように感じます。
一方で理科・社会・国語は、最終学年でなくても、問題によっては中1でも中2解ける過去問があります。
そういった難しい問題にもときどき挑戦しながら、傍で先取り学習を行うことで、実践問題にうつることができます。そういった知識の材料集めを早めに終わらせて、実践練習に早めにうつることが受験での勝ち筋だと私は考えます。
これらを参考にどのように受験勉強を進めるのか、考えてみてくださいね。